一歳目前、もう少し赤ちゃんでいていいよ
早い子は11ヶ月でもう歩き出しているけれど、うちの子はまだつかまり立ちだけ。ハイハイでの移動がとても早い。後ろから見ると大きいお尻をフリフリしていてとてもかわいい。突然意味不明な喃語を話したりするのもおもしろい。アダダダダとか。
最近近くの児童館にいくようになり、自由に遊ばせているけれど、周りがみんな走り回れる3、4歳のお兄さんお姉さんで面食らった様子。手押し車をあげると、車に乗って走り回るお兄さんお姉さんたちに混ざって嬉しそうに一丁前にカタカタずっと押している。方向転換できないから壁に激突しては、「うっうっ」と私に向きを変えろとせがむ。
手押し車を押す息子にぴったりくっついてまわりながら、ああいう風に、うちの子ももう少ししたら、走り回ってボールプールにダイブしたり、滑り台を滑ったり子供だけで遊んだりするようになるんだろうな…、とぼんやり周りを眺めている。
でも、今のままでいいよ。
赤ちゃんって本当に可愛い。
ちょっと遊んでは私の方をチラッとみて、いるかどうか確認してくる。しばらく一人で遊んだあと、急に泣きそうな声をあげてハイハイで突進して抱っこをせがむ。眠くなると抱っこして揺らせとせがむ。さもなければ大粒の涙で泣いて周りからギョッとされてしまう。
料理中や掃除中は面倒とも思うけど、毎日毎日何をするにも、どこへ行くのも一緒。ずーーっとくっついている。本当に一心同体。
1歳が近づき、だんだん赤ちゃんから、こどもになってきた気がする。成長は嬉しいけれど。
こういう一日中、ずーっとくっついていられる時間の終わりが近づいてきている。
寂しいな。いつか忘れちゃうんだろうな。
この幸せな時間。
ずっと終わらなければいいのに。
よく聞く言葉、「成長は嬉しいけれど、寂しい」って本当にそうだった。
このお尻フリフリハイハイも、いつまで見られるのかな…。
1歳まであと10日
気がつくと息子はもう11ヶ月、1歳の誕生日まであと10日となった。
去年の今頃や、生まれた日のことを思い出すと眠れなくなってしまった。
生まれた日のことは本当に昨日のことのようにクリアに覚えている。
生まれる前日は重たいお腹でお風呂場の脱衣所の掃除を熱心にしていた。
そろそろ36週になるし動いたほうがいいかな、というのと、ほこりが結構溜まっていて、こんなところに大事な赤ちゃんを置いておけない、という気迫から。今じゃホコリでもなんでも口に入れちゃっているけど…
その掃除のせいでお腹が張ってしまったと思っていた。その日に赤茶のおりものがあり、おしるし?とは思ったけれど、調べると、おしるしから何日も経って産まれる事もあるらしく、あまり気にしていなかった。夜にはいつも通り夫とFaceTimeをして、「もうすぐだと思うけどどうだろうね、明日かもしれないよ。もう爆弾を抱えている気分だよ。」なんて言っていた。
電話をきった後も、なんだか痛いな…というのが等間隔で来るようになり、今更陣痛アプリをダウンロードして測ったら10分きっている…これはやばい!!とシャワーを浴びて、新しい服をきた。朝になったら病院へいこうと、一眠りしようとしたらいきなりベッドの中で破水。バシャンッという音が聞こえた。さっき着替えたばかりなのに…とにかく痛い!!防水パッドを手に取り、ウーウー唸りながら階段をおり、親に「破水した!」と伝えて起こし、4:00amくらいだったかな。自分で病院へ電話。もう一度着替えて父の運転で病院向かった。後部座席で身悶え、ドアを蹴ってぶち破りそうだった。「早く、早く、まだ??痛いーっ」と唸りながら。病院へ着くと、歩けないので車椅子を持ってきてもらっていたけれど、もうそれすら待っていられなくて転げるように車から降りた。
それからは本当に必死というか、とにかく痛すぎて地獄の苦しみとはこういうことかという感じだった。少し楽になったと思ったらすぐに痛い波が来る。そしてろくに準備もままならないうちにいきみたくなってしまい、来た時の服のまますぐに分娩台に登り出産。その時間は長く感じたけれど、病院ついて約1時間半。早朝の中、たった一人で全て面倒をみてくれた助産師さんには本当に感謝している。胎脂がいっぱい付いた赤ちゃんを見せられた感想は「カエルみたい…(感無量)」
産んだ日は下半身がダンプカーに引かれたように少しでも動かすと内部に激痛が走り、とにかく痛くて、貧血のめまいもすごく全然歩けなかった。トイレに行くのが時間かかって大変だった。というかトイレの感覚もよくわからないし、流血もすごかった(産後の悪露というもので普通)
産んだ次の日はやや歩けるようになり、朝早く起きて(と言っても興奮であまり眠れなかったけれど) 晴れた青空を見て、本当に達成感でいっぱいだった。満身創痍でズタボロの体だけれど、なにか戦いを終えた後のような清々しい気分だった。この空を一生忘れないでおこうと思った。
それからあと10日で一年かぁ…。
生まれた後は、黄疸もあったし小さく弱々しくてすぐ死んでしまったらどうしようと何度も心配した。
昆虫のように手足をジタバタ、口をチュウチュウしていた頃、寝返りがうまくできずにジタバタしているだけだった頃、原因不明の夕方泣き、あまりに悲しそうな号泣で、どこか痛いんじゃないかと心配した頃、なぜか昼間はおっぱい拒否するくせに、夜間は素直に添い乳で寝てくれていた頃。ズリバイがやたらうまくなってハイハイしないんじゃないかと思っていたつい最近。
もうおっぱいのことは忘れてしまった息子。離乳食、最初はなんでもぱかっと口を開けてくれたのに、最近は毒でも入れられてるんじゃないかと疑うように念入りに見て、触って、吟味してからじゃないと、食べてくれない。
後追いが始まり、ちょっと姿が見えないとアーーと不安そうな声をだして探しに来る。一応母親だと思っていてくれていることにホッとする。
いい加減で大雑把、ガサツな母だけど、宝物の息子だけは大事に大事に、せめて人並みになんでもしてあげたい。
去年の今頃は重たいお腹でグータラゴロゴロ実家で休んでいたんだよね…。生活が全く一変したけれど、毎日面倒くさい王子様のような宝物と一緒で幸せ。
この1年間、一生忘れないようにしよう。
…育児日記とアルバム、すぐ挫折して全くつけずに終わってしまったけれど、今更だけどちょっとずつ振り返ってアルバムを作りたいな。無理かな。
エルゴ内の惨事
最近天気が安定しない日が多いから、ベビーカーよりもエルゴで抱っこしてお出かけしている。
それにしても、3日に2日はエルゴ内でうん○されて大変な事になってしまう。
今日も駅のパン屋で…。
ちょっと一息とパンを食べていた。いつも通り、水やらパンやらに手を伸ばす息子。なるべく手を高く上げながら、息子に見えないようにしてパンを食べる私。またしても、ああ、お母さんはゆっくりパンを食べる時間がないんだな、みたいなアピールを周りにしていた。
そんな中、息子が「んーーーっんっ」と気張り出した。そっと覗くとすでに茶色のシミが服まで…泣
着替えをもっておらず、駅の大きいトイレで考えた挙句、エルゴで隠れるからいいだろうとおむつ一枚で帰宅を決定。ごめんよ息子…。
息子は開放感からか、お腹がすっきりしたのか元気になって手足もバタバタ。ちょっと奇声もあげる。そんなバタバタしたら周りに裸だとバレるのに。ちょうどラッシュ時のため、無駄な努力だけれどこそこそフードをかぶせつつ、腕でかくしつつ移動。
エレベーター待ちの時は後ろの女性に向かってニコニコ、ジャンプをくりかえして愛想よく挨拶している。ジャンプしたら裸がバレるよ…。「ちょっと汚しちゃって裸なんです…」と突っ込まれるより先に言うことにした。
息子はまだ裸が恥ずかしいとかないから、私にされるがまま。服の組み合わせも、耳掃除も、目やにも、爪切りもなにもかも。
何か不快なことがあれば全部私のせい。
だからできるだけ居心地よく過ごさせてあげたいと思っているのだけど。
なんだかこんなお母さんで可哀想だな。明日からは、着替えも何もかもちゃんと準備していこう。
こんなかんじで育てられても、二枚目になれるだろうか。
育児の大変さを皆様に披露している気持ち
うちの子は正直最初からそれほど泣かないし、夜泣きもしないし、育てやすいと思っている。ちょっとやそっとのことじゃ泣かないでただウーウー文句言っているだけ。そしてニコニコ。
うんちしてもシラーっと遊んでる。
お腹すいて我慢できなくなってくると、ウーウーからふぇぇーーーーに変わるけどそうそう大きな声でもない。そしてすぐ泣き止む。成長も順調。人懐こくて人見知りしない。
正直育児で辛いと思ったことは、まだない。
旦那はよく手伝ってくれてるし、まるでニート生活で、このままでいいのか、と思うことの方が多い。
恵まれているのかもしれない。
それなのに…
なぜか電車の中とかで、いっぱいいっぱいになっている母親になってしまう。
息子はウーウー文句言い、手すりや隣の人に手を伸ばし、不機嫌で泣き出す寸前(哺乳時間調節ミス)、
ベビーカーを倒しかける。実際一回倒した。
なんとか言い聞かせているけれど髪を掴まれたり、ほっぺを食べられそうになったりして、側から見ると、あーーーーあのお母さん大変そう…
という感じで。席を変わられることも多々ある。「大変ね、でも今だけよ、」と慰められることもよくある。
実際楽なのに…
まるで世のお母さんの大変さをアピールするためのような状態に陥る。
なぜなんだー。
全て私の時間調整ミスなどによるんだけれど、子どもがモンスターみたいにうつってしまっているようで、息子、ごめんなさい。
本当は、楽なんですよ。私。
育児全然大変じゃないです。
まぁいいか。これで電車内の人がみんな、母親に優しくなってくれれば…
7ヶ月児の可愛さ
ウーウーだけでなんとか意思表示しようとする。
かなり文句っぽく、うーうーーううう〜(だっから早くミルクってさっきからいってるのにー!)と抑揚をつけて話をする。
しばらく一人遊びをしているのをこっそりビデオで撮っていて、それに気づいたら照れ笑いをする。勝手に撮らないでよもーーー!というかんじ。
目が合うと愛想笑い。
ママもパパも両方いないと機嫌が悪い。
ストローではまだ飲めない。
他の赤ちゃんに興味津々。手を伸ばすけれど力の加減ができないから心配。
いままでミルク派で、母乳は夜間だけで日中あげようとすると嫌がったりしていたけれど、最近は日中も欲しがるようになってきた。どんな心境の変化だろう。
今まであんなに嫌がっていたくせに、最近抱っこしていると人前で襟元を引っ張ろうとするからちょっと困る。
やっぱり母乳をあげている時は安らぎの一時で、これもあと1年もない、カウントダウンが始まっていると思うと寂しくなったりする。
まだ言葉も話せないし、すぐに抱っこしろとせがむけれど、そのうち抱っこさせてくれなくなるんだろうね。そのうち、うるせーばばあとか言われたりするのかな。今は毎日べったり一緒、どこ行くにも二人で一心同体みたいなのに。こうやってチューしたり、ほっぺかじられたりするのも今のうちだけ…と考えるとどんどん切なくなってくる。今を大切にしよう。寝ている間以外はスマホ禁止しよう。