海の見える家の暮らしを1日体験。3、1歳児育児中


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(写真は沖縄のホテルのテラスですが)

自宅のテラスからいつも海が見え、徒歩1分で海遊びができる・・という、海好きな人なら誰もが一度は憧れるような環境のお宅に、急に遊びに行くことになった。


3歳、1歳づれで電車とバスを乗り継ぎ約2時間。


逗子駅からバスでしばらく行った奥の方。

お金持ちの別荘?え、これまるで城なんだけど・・家?それとも小さいホテル?レストランかなんか?という感じの家がちらほらある。


友人宅は海沿いのテラス付きマンションだけれど、なんだか海沿いのリゾートホテルのようだった。

テラスはリビングと続いていて、テーブルに椅子が多く置いてあり、今朝の朝食がまだ置いてあった。

朝から海を眺めながら食事とコーヒー!?

なんて素敵な暮らし・・。


なんとなくぼんやりと、将来住みたい家候補で、「海の近くの家」というのがあって、最近よく考えていた。


海外の海、例えばハワイ、バリ、セブ、フィジー、マレーシア、オーストラリアとかは素敵だけど、住むにはちょっと遠いな・・できれば家族と気軽に会える距離がいい。


都内寄りだと鎌倉か、千葉か、下田も暖かいし水は綺麗。逗子の高級住宅地の存在を知って憧れていた。


でも結局通勤や教育の問題とか考えると別荘になるし、そうすると管理が大変だし、最終的には夏冬1ヶ月程度ホテル暮らしができればいいんじゃないか、とか思ったり。


でも毎日海の音を聞いて寝れるのなんて最高・・水の綺麗さだと沖縄もいいな。


そんなことを良く考えていた。


すると突然、金曜日に夫が友達が逗子に住んでいて、週末用事ないなら、海遊びとピクニックに行かないか、と。


これも引き寄せかも!


未来の家のイメージを確実にするためのレッスンになりそう!と、珍しく夫の提案に快くOKし、遊びに行くことにした。


朝は混んでいる電車だったのに、優しい人に譲ってもらえて息子と快適に座って向かうことができた。ラッキー。


しかし、問題はイヤイヤ大臣の3歳長男。


二階建ての部分のある電車で、それに気づいた三歳の息子は「二階建ての上に乗りたい」と乗ってから言い出し、ブーブーブーブーしばらくぐずっていた・・。混んでいる車内で。


不満気な声で「上に乗りたかった、うえにのりたかった ウエニノリタカッタ うーえーにーのりたかった」たぶん100回は軽く繰り返しただろう。しかも混んでいる車内でね・・。


この不満げな声、イヤイヤの声は、正直ほんとうにイライラさせられてしまう。だけどここ2ヶ月引き寄せの法則を日々本で読んでいるから、「なるべくいい気分を選択するのだ!これに負けてはならない!」と、イライラしないように心穏やかにいられるように自分を抑えて仏のような気持ちになれるように努力した。


うん、引き寄せって、育児に良いのかも。


育児は自分の感情をプラスにも、マイナスにもかき乱されることが多いからねぇ。

だれかがジェットコースターに乗るような日々って言っていたけど本当にそう。赤ちゃんと一緒の主婦ってもっと、毎日のほほん、のんびりした代わり映えのない日々だと思っていたけれど、実際はジェットコースターだったのよ・・。

まぁそれは置いといて。


これは引き寄せ、というより認知行動療法かも。


イライラすることを相手にされても、もっと良いことが他にあるのだから、そこに焦点を向ける。

イライラするというのは、自分で選んだ、自分の感情であって。

だからイライラしないことを選択できる筈だ!

と。前向きに、前向きに!


そしてそれを息子に伝える。

「今日素晴らしい良い天気だね、これから海だよ!楽しみだね!友達にも会えて楽しいこといっぱいよ!ついてるねー!ママと外のカッコいい電車、車探ししようよ。」


しかし強敵のイヤイヤ怪人の長男は「やーだー、やーだ、やーだー、うーえーにーのーりーたーい」と繰り返す。混んでいる車内でね。みんな聞いているのにね。


「上に乗りたいの?どうして乗りたいの?見え方が違うのかなぁ?ママも乗りたかったーでももう座席人いっぱいで、ママたち券も買ってないから、乗れないんだよ、残念だね。今度乗ろうね」

と、息子の気持ちを汲みつつ共感しつつ気をそらし作戦にも


「のりたいの。上。うえ。うーえー」

と狭い座席の上でジタバタジタバタする。隣の人や前の人に足が当たりそうになる。わざとやっていやがる。

「うーえーにーのーりーたーーーーいーーー」

もう固執しちゃってて。私はイライラしない!と決めているのに、ブーブー言う声は、本当に・・・どうしても、イライラさせられてしまう。ま、まけないぞ・・


自分の中で念仏を唱える。

「いい気分を選択するのだ!息子の思考もいい気分にチェンジさせたほうがいい!」


そんなことをしばらく繰り返して、


「どうしても乗りたいの?

ずっとずっとそうやって文句言っているの?

これから海だよ。

そしたら家に帰ったほうがいいのかな?

帰る?

それとも、ママと外の景色見て楽しく過ごす?」


と、優しい口調がやや低音になり、どうも脅迫めいてきた・・


そうすると、ちょっとやばいと思ったのか、息子はなんとか外を見だした。


やっぱり育児は・・優しいだけじゃだめなのか・・。


とりあえず叱らなくて済んだので「あ、トトロいた!」で気をそらした。

「どこ?小さいの?」

「大きいのだよ、ほら、あれトトロっぽいよ」と雲を指差す。


最終的には旬のトトロを使って機嫌を戻すことができた。



天気予報は、夜から雨に変わって、夕日まで快晴だった。

到着した家のリビングからは、まるで船の上のように水平線が広がり、海のさざ波が聞こえる。


リビング直結のテラスがまるで部屋の一部のよう。

毎日、海を見ながらテラスでご飯を食べれるって素敵。


皆で美味しい料理をたべ、子どもを遊ばせつつ語り、暑い午後を過ぎた3時半頃から外で海遊びを始めた。

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人は全然居なくまるでプライベートビーチリゾートみたい。

疲れたら家でシャワー。お風呂からも海が眺められる。

これが毎日って、すごい。

毎日が夏休みみたい。


体は塩で若干ベタベタになるけれど、海の癒し効果はすごいと実感した。


行ってよかった。

ぼんやりとしていた理想の住まいを体感できた。


ただ買い物はやっぱりアマゾン多用だそう笑


帰りの電車は息子はぐっすりだった。


なんだかイヤイヤ対症療法がメインになってしまったけれど、引き寄せの効果を書いておきたかったのです。


引き寄せってまさにスピリチュアルのようだけど、心理学の認知行動療法と直結するのよね。


今日のついていたこと


1 天気が晴れた

2 時間に間に合うようにちょうどよく電車に乗れて、乗り換えの合間にちょうどよくお土産の品を買えて、約束の時間前に着いた。

3混んでいる車内で座れた

4息子が大泣きせずに気分を変えられた

5海の見える家の暮らしを体感できた

6素敵な景色のなか息子と海遊びを楽しめた

7美味しい料理を楽しめた

8かろうじて夫と喧嘩せずに済んだ

9育児について語れた

10海の近くに住むイメージをはっきりできた


夫とは相変わらず・・相変わらずで、愚痴を言おうものならもんのすごく大量にあるのだけど、できる限り口に出さないようにする・・


結局私の一番の願いは、家族の幸せだから。