赤ちゃんと2歳児連れでお葬式

急な身内の不幸で子連れでお葬式に出席することになった。


2歳児と7ヶ月児を連れてお葬式・・・。想像しただけでハードル高くてげんなりする。


事前に色々検索。まず授乳するのに喪服は?マナーは?注意点は?子供の服装は?抱っこ紐はどうする?鞄は?などなど。


まず授乳するには・・・結局一番楽な、黒の授乳ワンピに黒のジャケットを羽織ることにした。

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同じものがないけれどこんな感じのワンピ、丈はふくらはぎ位で長め。本当はネイビーが欲しかったけれど売り切れで黒にしたものが偶然役立った。


きちんとした喪服を着たかったけれど、授乳しやすい、抱っこしやすい、動きやすいを優先した。結果大正解。

意外と葬儀はバスに乗ったり、控室、休憩室が小上がりの畳だったり、動くことが多かった。それに意外と汚れる。伸縮性のある生地で助かった。


抱っこ紐は、いつものリュックに詰めておいて、バスで火葬場へ移動時にジャケットを脱いでその下に装着した。

そうするとやや抱っこ紐の面積が減るし、抱っこ紐授乳がやりやすい。


抱っこ紐の柄や色は、検索すると気にしないでいいということだったので、堂々と使った。

喪服に合わせるバックは邪魔になるので持たなかった。いつもの黒のリュックだけ。これも偶然黒だったから助かった。使っている親がとっても多い被りまくりの吉田カバン

実際入れるのはオムツ、おしりふきセット、替えの着替え、ミルクセット、お包みに少しおもちゃとお財布。いきなりすぐ使うかもしれないし、控室に置いておくこともできず足元へ。でも特に問題なかった。


子供の服は、なるべく黒が基調で、紺っぽいシャツなどあるものでとりあえず着せた。結果こちらも特に問題なく。


でも葬儀場できちんとセレモニー服を着ていた子どももいたので、3、4歳くらいなら入園式、結婚式などでも使えるし、1着ちゃんとしたもの買っても良かったかな。


0歳児の方は途中で思いっきり汚されてしまい、普通のロンパースに替えたけれど誰も替えたことすら突っ込まれず。

事前に調べても、赤ちゃんについては派手な服じゃない限りは、なんでも良いみたい。

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そして肝心の、葬儀中の様子がどうだったかというと。

泣きわめかれる時間はそれほどなく、むしろ周りのお年寄りに歓迎され、可愛がられて安心した。場もやや和んだし、連れて行って良かった。


静かにしていないといけない場面では、

0歳児はひたすら数珠をしゃぶっていた。静かだから取り上げずにしゃぶらせといた。しかし途中で踏ん張りだし、まさかの大・・たっぷり。服も漏れていた。

控室に途中退席。オムツと服を交換した。後ろの移動しやすい席に座っていて良かった。

授乳は実は抱っこ紐に隠れて、合間合間にこっそりちょこちょこやっていた。しかし、誰にもバレてなーい。

「全然泣かないのねー」「お腹空かないのかしらー」と言われるくらいだった。


2歳児は、母と父ではなく祖父母の隣、一番前に座りたがり、「うわー」と思ったけれど、そのまま座らせておいたところ、案外歩き回ることなくきちんと座っていた。


読経が始まると、自分の服を掴んで左右に揺らし、完全に住職の真似している。

ポクポクに合わせて頭を前後に揺らしている。一緒になんか「あーいーうーーー」低めの声でお経を唱えている。


後ろから見ていて吹き出しそうになるのを、咳払いで必死で堪えた。

そのうち声が大きくなってきて、お経調のキラキラ星を歌い出してしまった。


これは・・限界だろう。このままじゃダンスしだしそうな勢いだ。

夫と目配せし、後ろからそばに近寄りこっちにきなさい!と捕まえると「ヤダヤダー!!」声をあげて激しく抵抗しだした。

普段なら夫が高く抱き上げダメなものはダメ!としかるところだけれど、寧ろ状況が悪化しそうなので、折れてそのまま祖父母の隣に座らせることにした。


後ろから見ていると席で涙を拭っていた。そして自分なりのお経をまた唱えはじめていた。

よほど中断されたのが悔しかったのか・・・。


住職が数珠を手で持ちジャリジャリと合わせるとそれも上手に真似していた。

一礼したり、手を合わせたり、焼香も周りを見て同じようにやっていた。

このくらいの歳の子は本当に真似がうまい。そして即座に自分のものにするからすごい。


終わった後から、「別に無理に止めなくてもあれくらい許容範囲でしょ、小さい子どもなら。歩き回って色々触ったりしないでえらかったじゃない」と言われてしまった。

親としては、このままだとどうなるかわからないという時点で止めたくなっちゃうけどね・・・。仕事関係ではない身内の葬儀なら、好意的に見てもらえるから気にしすぎもよくないのかもしれない。

とりあえず無事に終わって良かった。


しかしゆっくり感慨深く故人を偲ぶことはなかなかできず。

それが逆に気が紛れて悲しみが少なく済むのかな。

家に帰ってからは、大人しくしていたご褒美で、公園に連れ出し存分に遊ばせた。